ホープベリーフェスティバル-イベント攻略

デボラ
ウルスラ、今年もあの季節がやってきたわ！

ウルスラ
「あの季節」って、どんな季節だい？

デボラ
ホープベリーフェスティバルの季節に決まってるじゃない！この殺風景な街に彩りが加わる、1年にたったの一度の機会でしょ？

ウルスラ
おやおや、すっかり忘れていたよ！毎日バタバタしていて、ホープベリージュースの支度だってできちゃいないわ…

デボラ
大丈夫、姉の私がついてるわ！ホープベリージュース…いつか作ってみたかったのよねぇ。それに私、味にも結構うるさいのよ。

ウルスラ
頼もしいね！ただ、作り方が少々ややこしいんだ…

デボラ
何言ってんのよ。ホープベリーを搾って瓶に詰めれば、はい、完成、でしょう？

ウルスラ
それだけじゃないのさ。なにしろ、32種類もの味を絶妙にブレンドしなきゃならないんだからねぇ。やれやれ、一応レシピを書いて…

デボラ
結構よ！私は自己流でやるの！

ウルスラ
そこまで言うなら…

デボラ
これでよしと。ホープベリーもこれだけあれば十分ね！

マディー
デボラさん！その量を一体どうやって摘み取ったの！

デボラ
教育の賜物よ…ロディがほとんど摘んでくれたの。とっても紳士的な青年だったわ！

デボラ
ねぇ、ちょっと笑顔が足らないと思わない？と、ルックスもいまいちだし。

マディー
まあ、誰かに寄ってこられちゃ元も子もないですからね…

デボラ
でも確かに、鳥を追い返す役目は果たしているようね。こんなにたくさんホープベリーがなるのは初めてだもの！

デボラ
パイを分けてくれてありがとう、ウルスラ！

ウルスラ
大したことじゃないよ。パイを余分に焼く口実ができて、逆によかったくらいさ。

デボラ
チェリー、すごい作品が仕上がったわね！

チェリー
あら嬉しい！ありがとうございます！

マディー
ホープベリージュース作りは順調ですか？

デボラ
実を言うと…少し手間取っててね。レシピ通りに作るのが難しいのよ。

マディー
どういうことですか？

デボラ
作業工程と材料が多いうえに…内容がつまらないの。

マディー
つまらない？そりゃレシピですからね…

デボラ
それじゃあ自分の目で確かめてみなさいよ。

マディー
「混合液を煮立てて凝固させたら、クエン酸と一酸化二水素を混合した液体で希釈して…」

マディー
これは失礼しました…つまらないって言うのも無理ありませんね。

デボラ
こんなに小難しく書かないで「ジュースを煮詰めてレモン果汁と水を加える」って言えばいいだけなのにね。

ヴィクトリア
一体なにが面白いのやら…

デボラ
出たわね、ヴィクトリア。町議会の議長になったんだから、ホープベリーフェスティバルのことはご存知よね？

ヴィクトリア
ええ、知ってるわ。でも、わけの分からない木を祭り上げて何が楽しいのよ？

デボラ
あら、この楽しさが分からないなんて残念ね。ホープベリーの果樹は、世界広しといえど、ここでしか育たないのよ。

ヴィクトリア
妄想が激しいのね。

デボラ
フン！うちの妹があんたを「高く」評価している理由がやっと分かったよ…

デボラ
ロディ、手伝ってくれて助かったわ！

ロディ
とんでもないですよ！いつでもお声がけください。

デボラ
あらそう…それじゃ、これからは遠慮なく、こき使わせてもらおうかしら！

ロディ
あ、そうなっちゃいます？

マディー
ちょっとデボラさん、助けはいらないんじゃなかったの？

デボラ
マディ、肉体的なサポートはいつだって必要なのよ！

マディー
なるほど…と、とにかく…何か手伝えることがあればなんでもやりますから…

デボラ
ねぇロディ、あの子の目の中に見えたものは何？私への嫉妬心？

ロディ
うひょ～！

マディー
デボラさん、お花をどうぞ！

デボラ
あら、ヒマワリね！お祭りにぴったりだわ。

マディー
やっぱりそう思います？私、ヒマワリが大好きなんです！

デボラ
その理由は…色にあると見たわ！

マディー
え！？よ、よく分かりましたね…！

ウルスラ
大したもんだね姉さん、レシピも見ずに作ったのかい？こりゃ、私の味にそっくりだよ！

デボラ
…

ウルスラ
何かワケがあるのね。

デボラ
ち、違うのよ！去年余った分が凍らせてあったかしら…

デボラ
もう降参するわ…ナタの足助が必要なの。思ったよりずっと難しいのね…

ウルスラ
なぁに、気にすることはないよ。ここにちゃんとレシピあるんだから。これを見ながら作れば間違いないわ！

デボラ
本当に頼もしい妹だねぇ！

ウルスラ
あら、普段褒めてもらうことがないから嬉しいわ！

デボラ
いつ見ても君が悪いわ…

執事
役に立ってるってことですよ。

デボラ
でもよく見ると…ウィンストンさんに似てるかも？！

ウルスラ
ハハハ！

執事
フン！

メイソン
ホープベリージャムだ！これ、チョー大好き！

チェリー
特別にタダであげるわ、持ってって！

メイソン
うわぁ、ありがとう！

メディー
あら、チェリーさん！これって私が作るのを手伝ったジャム？

チェリー
えーっと…そ、そうね…そのジャムよ！

マディー
う～ん、すっごくおいしい！でも、さらに深みが加わったような気がするのよね。

チェリー
ま、まぁ…熟成が大事ってことかしら。

マディー
デボラさん、こんにちは！今年はホープベリーフェスティバルの運営側に回るんですって？

マディー
何かお手伝いできることはないかしら？

デボラ
あらあら、心配ご無用よ。今のところはすべて順調だし、ジュースのレシピにしても、このルーレットが全部教えてくれるもの。

マディー
運任せってことですか！？

デボラ
この世に運なんてものはないのよ。すべては宿命なの！かの有名な霊能者、レディー・ヴォンヤスからいただいたお言葉よ！

デボラ
ま、要するに、このルーレットを回せば必要な材料が一目瞭然ってわけ！

マディー
そ、そうなのね…とりあえず、成功を願っているわ！

デボラ
ありがと…ってその顔はなによ！

マディー
ホープベリージュースマンだわ！このキャラクター、大好きなのよね！

デボラ
確かにかわいいことは認めるわ。でも、彼のガールフレンドはもっと素敵よ…

マディー
ガールフレンド？いつの間にそんな存在が…？

デボラ
ホープベリージュースウーマンよ。特注で作ってもらったの。

マディー
でも、どこにも見当たらないですよ。

デボラ
そりゃ、来てからのお楽しみよ！

メイソン
すごい！このベリー、とっても大きいね！

マディー
メイソン、これは普通のホープベリーよ。

メイソン
そんなこと姉ちゃんに言われなくたって分かってるよ！

マディー
ちょっと、マディだってば！

メイソン
それも分かってる！

ジャッキー
これがホープベリーの果樹なんですか？

デボラ
そうよ！なんなら案内するわ。まともなブドウ園なら、ツアーくらいやるものでしょ？

ジャッキー
でも、これってホープベリーなんじゃ…？

デボラ
ホープベリージュースウーマンをご紹介するわ！

デボラ
改良を重ねた新作ホープベリージュースのイメージキャラクターよ！ぜひジュースもご賞味あれ！

マディー
ゴクリ…うっ、なんか変わった味ですね。

ウルスラ
ちょっと、一体何を混ぜたんだい？私のレシピとはほど遠いじゃないか！

デボラ
ウルスラ、一つ教えてあげる。レシピは科学の研究論文じゃないのよ。私は芸術肌なんだから！

ウルスラ
いや、悪くはないんだけど、なんていうか…

デボラ
分かっちゃった？隠し味に素敵なお花を入れてるのよ。

デボラ
メイソン、楽しんでるかい？

メイソン
うん、とっても楽しいよ！

デボラ
昔の人は、こうやって裸足でホープベリーをつぶしてジュースを作っていたのよ！

メイソン
えっ…それじゃ、僕も靴下を脱いだ方がいいのかな？

デボラ
この改良版ホープベリージュースは、スラッシーやスムージーにしてもおいしいし、そのままジュースとして飲んでも爽快感たっぷりよ！

ユリウス
う～ん！どれもおいしいんだが、この匂いは…

デボラ
きっと、あの材料のおかげね！この独特な風味を生み出す隠し味があるのよ…

ユリウス
「風味」なんてもんじゃない…まるで死体みたいな臭いじゃないか！

デボラ
あら…どうもわたしの特製ジュースがお気に召さないみたいね。なら、もう帰って。

ユリウス
あっ、別にそういうつもりでは…

デボラ
二度言わせないで！帰ってったら！

マディー
嫌だ…温室の「死体花」じゃない！

ロディ
ま、時には外に置いて温室を換気した方がいいかもね。

マディー
そういえば、デボラさんのジュースからもこの匂いがした気がするわ！まさか、この花を…

ロディ
…

マディー
いや、まさかね！

マディー
とっても派手な像ですね！ええっと、何の像なんですか？

デボラ
ホープベリーに決まってるじゃない！

マディー
ああ、確かに…目を細めればそう見えなくも…

デボラ
そんなことよりも注目すべきは作者なのよ。生きのいい若手アーティストでね。名前は確かハンクっていうの。

マディー
ははーん。さては、デートに誘う気ですか？

デボラ
私をナメちゃだめよ。もう、とっくに誘ってるわ！

デボラ
さあ、よってらっしゃい、見てらっしゃい！ホープベリーフェスティバルが開催中！

デボラ
私の特製ホープベリージュースは、死ぬほどおいしいよ！

ユリウス
そこんところを強調した方がいいぞ。本当に死体みたいな臭いがするからな。

メイソン
死体だって？！

マディー
子どもをあおらないでよね…

ユリウス
今日はずいぶんと風当たりが強いなあ…

ウルスラ
姉さん、見直したわ…ジュース作りの腕は自慢できるものじゃないけど、イベントごとを任せたら大したもんだね！

デボラ
本当にそう思う？

ウルスラ
ええ、心の底からそう思うわ。町のみんなも楽しそうにしてたじゃない！うっかり忘れそうになるくらいだよ。あの一件のことを…

デボラ
ハァ…そうね。でも、このお祭りの醍醐味は何だったと思う？

ウルスラ
…

デボラ
昔みたいに、姉妹で一緒に何かに取り組めたことよ！

ウルスラ
そうね…感慨深いものがあるわ。