テニスコート

ウルスラの姉であるデボラが邸宅を訪れ、テニスコートに埋められたという一家の秘宝の話をマディーに伝えます。そしてマディーは、メモが貼り付けられた古いトロフィーを発見するのです。

https://everyweargames.helpshift.com/hc/ja/11-merge-mansion/faq/516-29-tennis-court/

マディー
「わあ！こんなところにテニスコートがあるなんて…！」

マディー
「実は昔からやってみたかったんだけど、テニスのルールって知ってる？」

ウルスラ
「悪いけど、知らないね。その、なんというか…テニスは私の性に合わないんだ。」

マディー
「気にしないで！コートが見つかっただけでも嬉しいから！」

デボラ
「そういえば、マディー。一家の秘宝は見つかったのかしら？」

マディー
「秘宝ですって！？そんなの初耳です！」

デボラ
「あら、そうだったの。じゃあ、まずはこのテニスバッグの中を覗いてみることね。」

デボラ
「一族の謎を解くカギが、また一つ見つかるかもしれないわよ。」

マディー
「なんでもっとストレートに教えてくれないんですか！うちの家族はみんな回りくどくて嫌になっちゃう！」

マディー
「あら、ユリウスさん！何か御用ですか？」

ユリウス
「ちょっと敷地を見て回ってただけだよ。まさかマディーに会うとはな。」

ユリウス
「この一画は、てっきり改装する予定がないのかと思っていたよ。」

ユリウス
「テニスをやるのかい？」

マディー
「実は、やったことがないんです！おばあちゃんも教えてくれなかったし…本人が、テニスなんて嫌いって言うもんだから。」

マディー
「あっ！あそこに何かあるわ！茂みから写真が突き出してるじゃない！」

マディー
「ウソでしょ？おばあちゃんと、おばあちゃんのお姉さんのデボラさんだわ！しかも一緒にテニスをやってる！だったら、なんで嫌いだなんて言うのかしら？」

ユリウス
「あ、ああ…何でだろうな…私には見当もつかないよ。おっと、もうこんな時間だ！急いで帰らねば！」

マディー
「変なの！ウルスラおばあちゃんはウソをついてて、そのことを話したらユリウスさんは逃げちゃった。デボラさんをここに招待して聞いてみようかしら…」

マディー
「おばあちゃん！それにデボラさんも！2人が一緒にいるなんて、びっくりだわ！」

ウルスラ
「この間、姉さんがこの家をコソコソ覗きに来てたらしいじゃないか。今度こそは、そのツラを拝んでやろうと思ってね。」

デボラ
「秘密が暴露されるんじゃないかって心配してるだけでしょ！テニスでいつも負けてたこととか…」

ウルスラ
「そいつは嘘さ！いつも勝ってたのはチャーリーと私。姉さんとユリウスはいつも負けてたじゃない。」

マディー
「えっ、ちょっと待って！おじいちゃんとユリウスさんとダブルスの試合をやってたの？」

デボラ
「ええ、そうよ。それにしても、あなたのおじいさんは美男子だったわ！」

ウルスラ
「もちろん美男子よ。私の主人だからね。」

マディー
「でも、何でおばあちゃんはテニスをやめちゃったの？それにテニスとお宝はどう関係してるの？」

デボラ
「やめたのは、そのお宝がなくなったからよ。もし見つかったら、また復帰するかもしれないけどね！」

ウルスラ
「やれやれ。分かったわ、マディー。見つけられるもんなら見つけてみなさい。世紀の大勝負を見せてあげるから。」

マディー
「そうとなれば、意地でも見つけてみせるわ！」

マディー
「デボラさん！お会いできて嬉しいです。今日は来てくれてありがとうございます。」

デボラ
「どういたしまして。正直なところ、この日を待ってたのよ。ウルスラからは、ほとんどお呼ばれされないから。」

デボラ
「でも、その理由がついに分かったわ！」

デボラ
「なにしろ事件現場だからね…」

マディー
「事件？何の事件ですか？」

デボラ
「ウルスラから聞いてないの？ま、一つ言えることは、あなたのおばあさんはテニスになると負け惜しみばかりだった、ってことかしらねぇ」

デボラ
「ねえ、マディー。一家の秘宝についてはどこまで知ってるの？」

マディー
「秘宝ですか？そんな物があるなら、ぜひ知りたいです。」

デボラ
「あんまり大きな声では言えないけど、ここら辺りにあることは間違いないわ。失われた「私」の宝物がね。頑張って探してごらんなさい。」

マディー
「何かを見つけたわ！これが一家の秘宝かしら！？汚れたトロフィーにメモが付いてるけど…」

デボラ
「まさか、本当にあるなんて…！メモには何て書いてあるのかしら？」

マディー
「「ウルスラとデボラへ。争いを止めるには、これを埋めるしかないようだ…」」

マディー
「「最後に対戦した時、2人は殺し合う勢いで喧嘩になっていたからね。どちらも負けを認めないのであれば、このトロフィーを葬るしか手はないだろう。チャーリーより。」だって！」

ウルスラ
「おやおや、私のチャーリーが書いたメモかい？」

デボラ
「ま、間違ったことは言ってないわ。トロフィーがなくなるまでは、ケンカが絶えなかったからね。」

ウルスラ
「そうね。それなら、ひとまず再試合はおあずけにしましょうか。代わりに、ケーキを食べながらボードゲームなんてどうかしら？」

デボラ
「乗ったわ！」

マディー
「私が想像してたお宝とは違ったけど、昔の話が聞けて良かったわ！」

マディー
「でも、よく考えると埋めなおした方がいいかも…トラブルのもとになるからね…」

マディー
「でもとにかく、今向かうべきは灯台よ！誰も手伝ってくれなそうだし、岸辺に行って自分で探すしかなさそうね！」