ウルスラの誕生日パーティー-イベント攻略

ウルスラ
「おやおや、庭の手入れで忙しいようだね。」

マディー
「あら…おばあちゃん、いつの間に…！」

ウルスラ
「どうしてこんなところにロープを張っているんだい？」

マディー
「ほら、花壇を荒らされないようにするためよ！変な人たちがいるでしょ？」

ウルスラ
「変な人？」

マディー
「ううん、別に誰ってわけじゃないの。それより、おばあちゃんの本当の誕生日って…」

ウルスラ
「あらやだ！もうこんな時間じゃない。もう大分遅れてるっていうのに…じゃ、またね！」

マディー
「こっちへおいで！こっちよ！」

マディー
「いい子だね、ラフス。花壇に入っちゃダメよ。」

ラフス
「ワオーン！」

マディー
「誕生会のこと、おばあちゃんに気付かれてると思う？」

ラフス
「ワンワン！」

マディー
「…って君に分かるはずがないか！」

ロディ
「そのまま風船と一緒に飛んでいかないでくれよ！ハハハ！」

マディー
「あら、私ってそんなに軽く見える？」

ロディ
「秘密の誕生会のために用意したのかい？」

マディー
「そうよ。でも、おばあちゃんに気付かれないようにしなくちゃ。」

ロディ
「大丈夫、きっと気付かれてないと思うよ。まさに僕の想いと同じように…」

マディー
「ん？…それってどういう意味？」

ロディ
「深い意味はないよ。心配はいらないってことさ！」

ユリウス
「こりゃすごいアーチだな！昔を彷彿とさせるよ。」

マディー
「前にも同じようなものを見たことがあるんですか？」

ユリウス
「はて、何のことだか。」

マディー
「ですよね…それより、おばあちゃんの本当の誕生日って…」

ユリウス
「今回お祝いをする日のことかい？」

マディー
「ええ。でも、何でおばあちゃんは今まで秘密にしてたんでしょう？」

ユリウス
「はて、何のことだか。」

マディー
「やれやれ、またおとぼけか…」

マディー
「ここにいたのね！ボールプールが気に入ったの？」

ラフス
「ワンワン！」

マディー
「他のみんなも気に入ってくれるかな？」

マディー
「そうだ、いいことを思い付いた！」

マディー
「もし、おばあちゃんがこれを見つけたら…」

マディー
「君へのプレゼントだって言えばいいわ！」

ラフス
「ワオーン！」

マディー
「おばあちゃんがこっちに向かってくるみたい！」

マディー
「入り口の飾り付けを見られる前に、阻止しなきゃ！」

ウルスラ
「走ってこなくてもよかったのに。そっちに行くところだったのよ。」

マディー
「今すぐ聞きたいことがあって、つい駆け足になっただけよ。あのさぁ、おばあちゃんの本当の誕生日って、誰にも教えてなかったの？」

ウルスラ
「知ってる人はいたよ。」

マディー
「誰？？」

ウルスラ
「私の両親よ！誕生日といえば、ケーキが食べたくなるねぇ。」

マディー
「ああ、またどこかに行っちゃった！」

ロディ
「ほら、手を貸すよ。そのケーキ、重いだろ？」

マディー
「ふぅ、ありがとうロディ！」

マディー
「危うく落っことして、床が大惨事になるところだったわ！」

ロディ
「ハハハ！それにしても、完璧な出来じゃないか！」

ロディ
「あまりにも美味しそうで、今すぐ食べたいくらいだ！」

マディー
「あら、お世辞が上手ね！あとはこれをどこかに隠さなきゃ。手伝ってくれる？」

ロディ
「もちろんさ！僕は自分の気持ち…じゃなくて物を隠す達人だからね。」

マディー
「乾杯の練習ですか？」

ユリウス
「いやいや…ちょいと試飲してただけだよ。このカクテル、やたらウマいんだ。」

マディー
「あっ、そうだ。誕生会では何か一言お願いしてもいいですよね？」

ユリウス
「ああ。子供の頃の話でもするとしようか。」

ユリウス
「当時、ウルスラは自分が別の惑星から来たと言い張っていてね。私たちもそれを信じ切っていたんだ。」

ユリウス
「なにせ自分の故郷のことも、生まれた日も覚えていないって言うんだからな！」

マディー
「でも、何でバレちゃったんですか？」

ユリウス
「宇宙と交信できなかったからさ！」

マディー
「えっ？！もしかして誰かがおばあちゃんにバイクをプレゼントしたの？」

マディー
「悪ふざけかもしれないわね…」

ユリウス
「そうだな、一つ教えておこう。」

ユリウス
「やろうと思えば、バイクだって華麗に乗りこなしてみせる。」

マディー
「なるほど。確かに多くの才能を秘めているようですが…」

マディー
「隠しているのはそれだけじゃないんです。秘密の通路や怪しい人脈…数え上げたらきりがないわ。」

ロディー
「レッドカーペットを敷くなんて、豪華なパーティーになりそうだね！」

マディー
「そりゃ、みんなをVIP待遇でおもてなしするんだから当然よ！」

ロディ
「つまり、招待された僕も重要な人物だってこと？」

マディー
「ロディ、あなたは私にとって大切な存在よ。」

マディー
「もちろん、ウルスラおばあちゃん、ユリウスさん…それにラフスもね！」

ロディ
「例えばなんだけど…大切な人のランキングがあったとしたら、一番になるにはどうすればいいんだい？」

マディー
「まずは、誕生会の準備を手伝ってくれるといいかな！」

ウルスラ
「立派なピクニックテーブルね！お客さんでも呼んだのかい？」

マディー
「ちょっろホコリを被ってたから掃除してただけよ。」

マディー
「少し右にずらせば…ほらっ完璧よ！」

ロディ
「このテーブルなら2人で優雅な時間を過ごせるね。」

ロディ
「それはそうと…ウルスラおばあさんの誕生日って冬じゃなかったのかい？」

マディー
「おばあちゃんがそんなこと言ってたの？」

ロディ
「ああ、その年はうるう年だったって聞いたよ。」

ロディ
「しかも生まれた場所は海の真ん中…船の上だったらしい。」

ロディ
「そのうえ、どの地域で何時に生まれたのかも分からないみたいだ。」

マディー
「にわかには信じがたいけど、すごいお話ね！」

マディー
「でも、おばあちゃん。何回も聞くようだけど、どうして誕生日を秘密にしてきたの？」

ウルスラ
「誕生日が来ると苦い記憶が蘇ってくるんだよ。」

ウルスラ
「そうそう。子供の頃、完璧な誕生日パーティーを計画してね。」

ウルスラ
「近所の友達をたくさん招待したんだ。」

ウルスラ
「でも誰も来てくれなかったよ。私はとてもがっかりしたよ。」

ウルスラ
「そしたら、なんのこっちゃない。招待状の日付が間違っててね。」

ウルスラ
「みんな1日遅れで現れたのさ！」